空想

空想というのは実行の根源であって、
人間社会の進歩は、すべて空から実を生じたものである。
– 福澤諭吉 –

子どもの頃、たぶん小学校の2年生位までは
なにかその辺のものを怪獣にみたてて
友だちと戦いごっこをしてみたり、
友だちがいないときは一人で何時間でも
空想の中で遊ぶことができました。

少し大きくなると
グローブと軟球が小道具に加わって、
一人で壁に向かって投球を繰り返しました。
うちの近所では当時「かどぶつけ」と言いました。

そんな時、下手に同情心むき出の大人に
「よし、相手になってやろう!」
なんておせっかいを焼かれるのが嫌でした。
「空想の邪魔をしないでくれ!」

やがて、集団から外れることを恐れて
つまらない子どもの社会にデビューしたわけですが、
いまでも、一人遊びを続けていれば好かった、
きっと今よりも面白おかしく生きられたに違いないと、
しょうもない空想に耽ったりするのでした。

f:id:jojojojosho:20190831041241j:plain