昨日の友は今日の敵

共通の敵について
何度かお話しました。

誰かと仲良くなるには
いろんな方法がある中で、
共通の敵をもつのは
けっこう即効性があります。

身近なところでは
職場で誰かが嫌われていると、
その人の悪口で
盛り上がったりしますね。

ほめられた事ではありませんが
その話題で急速に近づけると
経験からご存知のことと思います。

 

私にその技法を教えた人は、
特定の個人を選ばないようにと
注意書きを与えました。

つまり、政治家でも上司でも
個人名をあげて敵にする代わりに、
「政府が」とか「会社が」と
大きなくくりにした方が好いと。

その人としては
誰かを特定してしまうと、
偶然その人の身内だったときに
自分のほうが敵になるからと、
そんな意味だったようですが
実はそれだけでなく、
悪口で結ばれた間柄というのは
不健全で不安定なのです。

考えてみれば当然なことに、
悪口とか批判を聴いて喜ぶ人は
多かれ少なかれ
自己重要感が低い人です。

そんな人とたまたま結ばれても
いつ敵に回るかわからない
安心できない仲間でしかありません。

たとえば、教材や塾や
個人を攻撃するサイトがあって
けっこう賑わっていますが、
そういう人を集めて商売したって
長続きすることは望めません。
あっ、ああいうサイトは
お金儲けが目的なんですよ^^;

 

しかし、共通の敵が
大きな威力を持つことは
確かな事実ですから
ただ切り捨てるだけでは
惜しいですね。

どうしたら好いのでしょう?

悪口や批判で止めずに、
前半で困ったことだと言っておいて
後半で対応策とか解決策とか
前を向いた言葉で締めるのです。

簡単なことですが
これをするとしないのとでは
集まってくる人の質が
驚くほど変わってきます。

ぜひお試しください!