守るも攻めるもヤマトの諸君

十人十色と言います。

思考や行動のパターンは
人によってまちまちで
同じ人など二人といません。

 

しかし同時に多くの人が
あるパターンに属しているという
共通項のようなものもあります。

その中で、
“目的型”と”回避型”という
分類の仕方があります。

分類とは言っても
ある人が綺麗にどちらかに属して
他方とは無関係というものではなく、
むしろ誰の中にも
両方の要素があるのですが、
どちらかが強いために
そういう人に見えるのです。

目的型というのは、
そのものズバリ
目的について語るのが好きで、
目をらんらんと輝かせて
よく喋るタイプです。

それに対して回避型は
リスクを避けたり
問題を解決する方が得意です。
得意というか、
そのように反射します。

 

賢明なあなたなら
もうお解りでしょうが、
これは優劣の問題でなく
個性です。

場面によって、
アイデアにあふれて行動的な
目的型の人が
飽きっぽく映ったり、
現実的で面白みに欠ける
回避型の人が
粘り強く見えたりします。

回避型の人のキーワードは
“あきらめないこと”です。
大抵のことは、あきらめなければ
いつかはなんとかなるものです。

もちろん限度があって
引き際を知らないと
引いたときにはご臨終なんて
笑えないこともありますが、
完全に撤退しないで
首の皮一枚でつながっておく
しぶとさも欲しいです。

要は、自分の中の目的型と
回避型の特徴を知っておいて、
場面に応じてどちらを呼び出すか、
臨機応変に使い分けたなら
それが最強です。

間違っても、
どちらかにムダに憧れたり、
どちらかが濃いことを
恥じたりしませんように。