仕事の鬼はダメですけど

本を読んでいて
ふと気になりました。

まぁその前に
本の内容も素晴らしいので
ご紹介しておきます。
ある幸せなご夫婦の
成功物語です。

ご主人の仕事は
自動車の修理工です。

仕事熱心で、不満も言わず
毎日一所懸命に働いているので
評判も上々なのですが、
この幸せなご夫婦にも
実は小さな悩みがありました。
仕事中にご主人の手につく
機械油がなかなか落ちず
無理に落とすと肌が荒れてしまい
痛々しいのです。

奥さんはご主人のために
何とか汚れはきちんと落ちるけど
手が荒れないで済むものをと、
初めのうちは探していたのですが
やがて自分で色々混ぜあわせ、
とうとう究極とも言える
汚れ落としを作り上げました。

ご主人は大喜びでしたが、
これを教えてあげたら喜ぶだろうと
油仕事をしている会社を回っては
デモ販売して評判になりました。

やがて大手洗剤メーカーの
目にとまるところとなり、
二人の会社を8億5千万円で
買い取りましたとさ。

すてきなサクセス・ストーリーです。

 

著者の論調は、
同じ汚れ仕事に従事していても
それしかできずに渋々やってる人と
そこから何かをつかむ人と、
やがてその態度の違いが
二人の明暗を分けるのだと、

いろんな仕事に従事する人は
すべて必要ではあるので
向上心を持たずに汚れ仕事に
甘んじる人も必要だと、

大筋でそんな展開なのですが、、、

 

ここで気になったことですが、
自動車のエンジンにしろ
電気ガス水道の工事にしろ、
それってかなり直接
人の命に関わっていませんか?

向上心のない方に
でもしかでやっていただくのは
どうしたものでしょう(ーー?

まぁ言葉のアヤなのでしょうが
職業に貴賎はありませんから、
どんな仕事に就いていようとも
目の前の仕事を大切に。

実は頼まれた仕事を
喜んで最高に仕上げることが
好い仕事に就く秘訣だと
あの小林正観さんに教わりました(^^