改めて”塞翁が馬”について

何日か前に
”馬塞翁が馬”について
書きましたところ、

「塞翁がひのえ馬の間違いだろ!
意外とものを知らないのだな(ーー#」

と、苦情をいただきました。

 

お言葉ではございますが、
ご指摘の”塞翁がひのえ馬”は
ドラマにもなった青島幸男さんの小説
『人間万事塞翁が丙午』
の事を仰っているのかと思います。

言うまでもなく、これは
”塞翁が馬”のパロディでして、
主人公のひのえ午生まれが
タイトルにからんでいるのです。

元々ひのえ午というのは、
火災が多く災いの年というのが
元祖中国の言い伝えですが、
日本では、この年生まれの女性は
気性が激しく夫を食い殺すという迷信が
ひとり歩きしています。

これは、八百屋お七という
火事もからむ怖いお話があって、
主人公がひのえ午だったため
いつのまにか混ざってしまって
今に至ったようです。

ひのえ午は
60年にいちど巡ってきて、
前回は1966年でした。
この年生まれの女性有名人は、

小泉今日子 川上麻衣子 大沢逸美
村上里佳子 神野美紀 松本明子
広瀬香美 ジャネット・ジャクソン 益子直美
吉川十和子 森尾由美 中村あゆみ 渡辺美里
石川秀美 森口瑤子 鈴木保奈美 小谷実可子
早見優 中村あずさ 斉藤由貴 秋篠宮紀子妃
ソフィー・マルソー 安田成美 伊藤かずえ
有森裕子 江角マキコ 国生さゆり 高井麻巳子

まずい、ほとんど知らない(ーー;

ともかく、出生率が下がるので、
高校入試なんかでも受験生が減るし
特に女性は少ないからモテて、、、

どっこい、学校は募集を減らすし、
もともと売れ残る(失礼!)のを恐れて
子づくりを控えるわけでして、
根も葉もない迷信のために
散々な迷惑をこうむるワケです。

もともとの中国の言い伝えは
易だか気学だかわかりませんけど
根も葉もあったのでしょうが、
どうも日本人のいつもの悪い癖が
出てしまったようですね。

 

もっとも、60年に一度
出生率が下がるというのは
どんなものでしょう?

たとえは悪いのですが
ある種のネズミは数が増えすぎると
集団自殺をするので有名です。

個体が増えすぎると
種全体の生き残りに不利なので
DNAに自殺がインプットされているとか、
いや、それは間違いだとか、、、

ともかく、元に戻れば、
幸いか災いかなんて
後になってみなければわからず、
どこで観るかによって
どっちともとれるんです。

そんなものに一喜一憂せず、
幸いだけを数えていましょうね!

また明日の晩メールします。
おおばじょうしょう