君は山本リンダを観たか !?

山本リンダさん知ってますか?

大ヒット曲『どうにもとまらない』は、
いま観ても衝撃的なほど斬新でした。
https://assaji.sakura.ne.jp/over/archives/5157

今思うと隔世の感がありますが、
当時、某NHKから出演依頼があって、
”ただし、ヘソは出さないで歌うように”
との通達付きだったそうです。

あの局は、名曲『神田川』や
『プレイバックpart2』でさえも、
”クレパス”や”ポルシェ”とかいう
商品名はけしからんと、
芸術作品の歌詞に墨を入れた
戦時中みたいな企業ですが、、、

 

まぁ、それはともかく、
山本リンダさんのデビューは15歳で
”西洋人形”の異名をとった
それはそれで斬新なものでした。
https://assaji.sakura.ne.jp/over/archives/1288

それが誰のどういう意向か、
お人形さん路線をガラッと変更して、
これ以降過激な歌を連発します。

そんな彼女も今年、
デビュー50週年のステージを踏み
今なお現役バリバリだとか!

嬉しいニュースを聴いて
はるか昔、彼女のステージに
一晩だけ関わった記憶が
よみがえってきました。

 

当時浪人生だった私は
鶯谷にあるグランドキャバレーで
照明係のアルバイト中でしたが、
普段はドサ回りの歌手とか
売れないバンドばかりでしたけど、
ある日突然、山本リンダさんが
やってきたのです!

さすがに、照明や音響に
細かく注文をつけてくるので、
「面倒くさい女だ!」と
失礼な事を思っていましたが、
本番が始まってみると
まさしく息が止まりました(ーー;

ステージ上を端から端まで
すごい勢いで動きまわっるのに
まったく足音を感じません。

足音どころか、
歩いているようにさえ見えず、
スケートで滑っているか
宙を浮いているみたいです。

呼吸が乱れる様子も
まったくみられません。

ふだんのドサ回りの歌手たちが、
ドスドスとホコリを立てて
油の切れたロボットみたいなのと
まるで対照的です!

この晩、はじめて
なにごとにもランクがあって、
一流に近づくほど
重さや汗を感じさせないという事を
知った気がしました。

正反対に、苦労や努力を
見せつけてくる人が多いですけど、
恥ずかしい行為ですね。

お互いに気をつけましょうね。