掃き溜めにも鶴はいますが

朱に交わればなんとやら、、、

人はつきあう仲間で
好くも悪くも変わって行くから
気をつけた方が好いのです。

また、付き合いの深い友人の
年収を平均してみると、これがなんと
自分の年収と一致しているとか!

年収を教え合う趣味がないので
こっちの方は話を聴いただけですが、
なるほど友だちを思い出すと
食事に入る店でも服装でも自動車でも、
同じレベルの人どうしが
不思議とツルンでいますね(^^;

違うレベルのグループに入ると
自己評価とのギャップを感じてしまい
快適でないのだそうです、ハイ。

 

これを逆手に取って、あえて
少しランクが上のグループに潜入して
自己評価を上げてしまおうという
裏ワザもあったりします。

映画『ティファニーで朝食を』で、
主人公ホリー・ゴライトリーも
こんなイメージトレーニングの場面が
ありましたね(^^;
https://youtu.be/6hTLrz7uzVs?t=42

もっともホリーの場合、
トレーニングという自覚はなくて
”自分の居場所はここなんだ!”と、
信念を固めていたわけでして、
実際はその方が、ケタ違いに
効果的と言えるのです。

 

ところで、ここまでは
グループの色と自分の色といった、
二者択一的なものでしたけど、
このほか、組み合わせによって
新しい色の誕生もあります。

色が混ざるというのとは
ちょっと様子が違って、
その組み合わせがなかったら
おそらく一生開発されなかったであろう
個人の一面といったものが、
偶然のいたずらによって
発掘されることがあるんです。

 

好い方の例としては、
無名の頃の偶然の出会いから
スーパースターが誕生するといった
お決まりの感動モノがそうです。

にわかに例えが出てきませんが、
好い意味でよくある話です。

しかし当然、悪い組み合わせも
同じくらいあるわけでして、
こちらの方は、目の前で実況中継を
味わったことがあります。

ある事業所の所長だった頃、
ガンコで職人気質だけど
人情に厚く、人望のあるお爺さんが
働いていました。

その頑固さ故に、
少しエリートコースを歩んできた
別なお年寄りと折り合いが悪く、
あっちを立てればこっちが立たずで
それなりに荒れてはいましたが、
まぁ、なんとかなってました。

そこに降って湧いたのが
年齢はそれほど行っていないのに
調子よく世渡りだけで生きてきたような
3秒で嫌われるタイプのオジサン。

普通なら、だれも相手にしないのに、
なぜか職人気質の人がこの人を気に入って
ふたり一緒に行動するように、、、

職人気質の人はあっという間に
その好さを全て捨ててしまったばかりか、
同じ人間とはとても思えない程に
イヤな側面が開発されました(ーー;

全体への影響を考えると
3秒で嫌われるオジサンともども
辞めていただくしかなくなり、
たしかに職人気質さんに
もともと備わっていた性格なのだから
他人のせいには出来ないとは言え、
60歳も後半に差し掛かってから
あんな奴にさえ会わなければ、と思うと
出会いの不思議と怖さを感じました。

もっとも出会いそれ自体も
本人が引き寄せているのでしょうから、
よくよく普段の思考と行いに
注意深くありたいですね。

 

また明日の晩メールします。
おおばじょうしょう