ヨーダとは無関係です

グランドマスターという
恐ろしい鍵をご存知ですか?

それ一本あれば
建物中、すべての扉を開けられる
便利といえば便利な鍵です。

これがなかったら、
警備員や設備員の仕事は
映画で観るローヤ番みたいに
大きな鍵束をガチャガチャさせて
大変なことになります。

でも普段どは金庫に保管され
むやみに持ち歩きません。

だってそうでしょう?

もし悪い人の手に渡ったら
建物中の鍵を交換しなくてはならず
ばく大な出費となります。

お金だけで済めば
まだラッキーというべきで、
建物管理会社の信用は
もはや再起不能レベルまで堕ちて
契約はもちろんすっ飛びます。

億単位の損害ですね(ーー;

そんな恐ろしい鍵なのに
想像力の乏しい人の手にかかると
とんでもなくズサンな管理で

事情が解っている人が見ると
肝が冷えすぎて凍結します(ーー;

 

ところで、
人間のすることですから
どんなに注意したところで
事故は起こります。

この場合でいうなら
どこかで落としてしまうとかの
いわゆる紛失事故です。

大切なのは、
それに気がついたときに
どうするかです。

心当たりを探すのは
あたりまえ以前のこととして、
なによりもまず、
すべきことがあります。

しかし、テストしてみると
大方の人間が不正解というか、
むしろ正解を書いてくれた人は
数えるほどでした。

正解は”報告する”です!

心当たりがあったとしても、
探しに行く前にまず報告です!

わかりますか?

個人の想像を超えたことが
起こっているかもしれません。

大がかりな窃盗団が
あわれなお年寄りのふりをして
道案内をしている間に
あなたから鍵をスリとったのかも
しれないのです。

冗談や笑い事でなく、
報告をせずに自分で探しに行って
ちゃんとみつけたのに、
懲戒免職になった男がいました。

自分で判断することは
もちろん大切なことですけど、
どのレベルを判断するか、
そんなことも考えて
かかる火の粉を避けましょうね。