Nくんの悲しい夢

今日は悲しいお話です。

と言っても、人気グループの解散とか
このメールも今日で最後とか
そういった種類の悲しさではなくて、
(清々する^^;?)
ふと思い出してしまった
N君の夢についてのお話です。

Nくんは、大昔にアルバイトした
画廊喫茶の先輩社員でした。

先輩と言っても、スタッフは
大学を中退してとりあえず就職した
中途半端な気分の私と二人だけ。

まぁビルオーナーが
趣味7割5分位のつもりで開いた
儲ける気が少ないお店でした。

 

ところがNくん、
私よりいくつか下だったのだけど
やたら辛くあたるんですね。

あとで教えてくれたけど、
家庭の事情で大学進学を断念したので
中退にしろ学生あがりの私に対して
敵愾心を持っていたらしい。

暇な店だし、何ヶ月もすると
流石に打ち解けて話す仲になって
呑んだ拍子に打ち明けてくれた
中村くんの夢なのですが、

「この店でコーヒーの淹れ方から
接客その他のノウハウをマスターして
(りっぱな心がけだ^^v)

小さくても細部までこだわりの
自分の店を持って、
(いいね、いいねぇ)

成功して大金持ちになって、
(ん?ちょっと混線してるか?)

高校の同窓会に、大学行った奴より
上等なスーツ着て、上等な車に乗って
出かけて行って、
(同窓会に車運転して行くのかぃ?)

大学行ったやつを見返してやるんだ!」
(あらら、、、)

 

このときは酒も入っていたし
たぶん適当に話を合わせたはずだけど、
Nくんが好い奴だっただけに
とても悲しくなりました(ーー;

コンプレックスというのは
人を突き動かす事もあバネにもなるけど、
下手をすると無意味な対抗心に化けて
未来をせばめてしまうのですね。

 

こんな昔のことを思い出したのは
40近くになって同じようなことを言ってる
悲しい男と話したからでした。

自分の知らない世界の方が多くて、
もっと楽しいことが山ほどあるのだと
いくつになってもそういう前提でいた方が
きっと楽しいに決まってます(^^v

ではまた明日!