サンタの論法

「三た論法」ってご存知ですか?
三段論法のタイプミスではありません。
正式には「雨乞い三た論法」です。

これは、関係ないものを
むりやり関係づける論法をさして
半ば莫迦にした表現ですが、

1)雨乞いをした
2)雨が降った
3)雨乞いは効果があった

このように、時系列で見ると
因果関係があるようにも思えるけど、
実際は関係ないものを
誤って、あるいは無理矢理に
結びつける事を言います。

ちょっと考えれば種が解りますが
村人に頼まれて護摩を炊いて、
辛抱強く何日も何十日も祈っていれば
そのうち、いつかは雨が降りますね。

もしかしたら、護摩による上昇気流で
雨も降りやすくなるかもしれません。

それを「護摩を焚いたら降った」と、
さも原因と結果のように言うのは
いかがなものでしょうか?

念のため言っておきますが
私は雨乞いの儀式がインチキだなどと
罰当たりなことは言ってませんよ。

サギ師だったらトリックを使って
同じ結果を出せるだけです。

それはともかくとして、

1)言い争いをした
2)それ以来口もきいていない

これなども、普通は言い争いが原因で
結果として口をきかなくなったと
単純に考えがちですけど、
もしかしたら、仲がわるかったから
言い争いになったのかも知れない。

因果関係は、考えているほど
単純なものではありません(ーー;

また明日、メールしますね。