さかさまですけど、気にしないで(^^;

幼稚園くらいのこどもに
「お父さんのお顔かいて!」
って言うと、やけにくっきりと
ほうれい線を描きますね(^^;

でも大きくなるに連れて
くっきりと描かなくなるのは
どうしてなのでしょう?

話は何十年もさかのぼって(^^

大学のとき、なにをトチ狂ったか
美術部に入ってしまいました。
小学校の図工の時間に描いた水彩画が
私の美術のすべてだったのに、、、

大学ではサークルに所属しないと
いまで言う情報弱者になってしまうと
先輩から脅かされていたのと、
もう痛くて臭い(失礼!)剣道部とは
永遠にお別れしたかったのと、
あと、いかにも大人っぽい
アートな女性に勧誘されたから(^^;

初めのうちはコンパで呑んで
へらへら自己紹介してれば済みましたが
けっこう硬派なサークルだとわかって
付け焼き刃が必要でした。

正統派の基礎訓練など
バイトの合間にできるわけもなく、
『右脳で描け!』みたいなタイトルの
あっという間に絶版になりそうな
レア物の教材を手に入れて、
バイトから終電で帰宅したあと
深夜の特訓を開始しました。

詳しい理論はもう忘れましたが
思い込みを外して観たままに描くために
見本の絵を逆さまにして模写します。

つまり、自分の描いている線が、
鼻なんだかシワなんだかわからないまま
「意味」を外した「形」だけを
写し取っていくんです。

するとあら不思議!
描き終えてひっくり返すと
見事な模写のできあがり(^^v

思うに、ほうれい線を描く子どもは
ほうれい線の「意味」と無関係に
そこにある線を描いているのではないか?

成長するに連れて意味もわかるし
もう一つ、ステレオタイプに鼻とか目とか
イメージで描くようになるので
重要度の少ないほうれい線は
画かれなくなるのではないだろうか?

その割には、メガネとか髪型とか
妙にデフォルメされていたりするので
もっと奥深い問題なのでしょうけど、
子どもって怖いくらい正直で
怖いくらい嘘つきだから
本当のところはわかりませんね(^^;

結論のないお話でした。
では、また明日