番長誕生

心理学の用語で
「共通の敵」というものを
ご存知でしょうか?

誰かと誰かに共通の敵、
敵まで行かなくても嫌いな人がいると
そのことによって二人は
固い絆で結ばれるというものです。

かなり積極的な効果が
しかも早急に現れるので、
もちろん勉強家のセールスマンなど
徹底的に利用してきます。

メルマガを書く人も
読者さんとの間にそれを置くことで
連帯感を感じてもらえるので
よく利用します。

ただ注意しないとイケないのは
個人攻撃になってしまうと
それを読んだ人も心の何処かで
不快感を感じてしまうので、
たとえば大臣を名指しで言わずに
「政府が」とか「国が」というふうに
少しボカした表現にします。

また、政治と宗教の話題は
微妙な場合が多いので
私などはあまり使いません。

もっとも、八方美人では
結局、誰の心にも響かない話しか
できなくなってしまう事を考えると、
あまり気にしなくとも
好いのかもしれませんけど、、、。

実際、当り障りのない話題は
苦情も来ない代わりに
質問や応援メッセージも来ません。

一部の人が離れて行っても
それでくよくよしたりせずに
言うべきことは
言った方が好いようです。

共通の敵の面白いところは、
例えばあなたの職場に
みんなに嫌われている人がいて、
みんながその人の悪口で
一致団結していたとしましょう。
(あまり好ましくないですが
今は目をつぶります。)

その嫌われ者が何かの都合で、
退職するとか配置換えになるとか
何しろいなくなってしまうと、
新しい嫌われ者が
今まで仲間だった者の中から
生まれてしまうのです。

まるでグループ自体に
意志があって
グループを存続させるために
いけにえを要求したかのように、、、

学校のいじめも
同じようなことがありますね。
団結の仕方が
あまりにお粗末です。

やっている本人たちも
心の奥底でそれを感じ取って
恥じています。

だから、別な方法で
グループをまとめられる人は
みなに尊敬され
ボスないし番長となるのです。

このからくりがわかって
意識してそれを行うことができれば
あなたも番長ではありませんか!

番長の地位を獲得できれば
その後のビジネスは
かなり有利になると思いませんか?

これはほんの一例であり、
心理的なからくりを理解することは
なにより再優先で行うべきです。
ぜひお試しください。