喜んでる場合ですか(ーー;?

「お若いですね!」

こんな言い方をされて
喜んだりしていませんか?

この言葉には省略があって、
「お歳の割には、、、」

同じように、たとえばアメリカ人に
「英語がお上手ですね!」と褒められたら
「外国人にしては、、、」
が省略されているということです。
本当に上手なら当たり前すぎて
褒めたりはしないものです。

どちらの場合も、
褒め言葉を字義通りに受け取って
さらに褒められたい一心で頑張ると
みっともないことになります。

程度の問題もありますが、
“歳相応”という褒め言葉もあるように
男なら渋く歳をとりたいものだし、
女性でも年齢不詳な化け物よりも
お歳を召してなお艶やかという方に
私は憧れてしまいます。

外国語にしたってそうです。

俳優の渡辺謙さんの話す
日本人まるだしの英語が少し前に
本場で受けていました。

ネイティブの真似をして
なにも印象の残らない人より、
まずは人格ありきで、
伝えたい中身と熱意さえあれば
下手でも好感度があがります。

例によって前置きが
すっかり長くなりました。
ライティングに過敏な人が
多いというお話です。

大前提として、下手よりは
上手な方が好いに決まってるし、
知らないとハマりがちな
ワナも存在します。

でもそんなことに縛られて
肝心の読者の方への語りかけが
怖かったり億劫だったりするなら
本末転倒ですね。

「ライティングが好くなったね!」

そんなふうに言われたら、
表面的な文章になっていないか、
他の人の言葉と区別がつくか、
むしろ心配すべきでしょう。

どんな文章をめざすかは、
あなたが何をしたいか
何を伝えたいかにかかってます。
それを忘れなければ
自然と文体が決まります。

好いですね(^^?
変なところを褒められて
喜んでいてはいけませんよ!