それ短所ですか !?

面白い本を読みました。

製品やサービスが売れるために
なにが必要かを書いた本なのですが、
本のテーマとは別に、
「なぜキンドルが今ひとつなのか?」
についての考察が新鮮でした。

というか、私がものを知らないだけ
だったのかもしれないのですが、、、

キンドルはご存知ですよね?

電子書籍を読むための装置で、
かつてi-Padとシノギを削ったというか
「どっちがお得か?」
で話題になりました。

キンドルの強みは
Eインクという表示方法のため
長時間読んでも目が疲れないし、
バッテリーの持ちも
目を見張るものがあります。

そもそも開発者は
読書好きな人の心を引くために、
ニカワやカビの臭いまで
考慮に入れて設計しました。

もちろん実際には
二カワやカビの臭いは
しませんけれども^^;

バッテリーの減りや
長時間には不向な派手な色彩の画面に
せき立てられることなく、
しかもかなり長期間の旅行でも
読み切れないほどの本を持ち歩けます。

私としてはまさに
待ち望んでいたデバイスでした。

初期の頃から
苦労して米国アマゾン経由で
決して安くない値段でも
迷わず購入したものでしたが、
私みたいな人間ばかりでは
なかったようです。

予想していたほど
売上が伸びませんでした。

その理由として
今日の本にあげられていたのが、
「キンドルで読書すると
周囲の人間には
何を読んでいるかわからない」
ということでした!

つまり読書すら
その人たちにとっては
ステータスなんです(ーー;

紙の本だったら
タイトルはもちろんのこと、
けっこう値の張る本を読んでいるのだと、
周囲に知らせる事ができると、、、

にわかには信じられませんでした。

私など正反対で、
ブックカバーが嫌いなので
本は素っ裸にして持ち歩きますが、
電車などで人の視線を感じると
タイトルが見えない角度に保って
きゅうくつに読書します。

被害妄想だと思うのですが、
他人の本に興味を示すような人は
けっこうな読書家で、
「ふん、今頃そんなの読んで!」
と言われている気がするのです。

キンドルなら
難解な法律書を読んでいても、
どうしようもない
エロ小説を読んでいようと、
周囲からは同じに見えますね(^^v

私にはありがたいこの性質が
読書家を「気取りたい」人には
物足らないのだから驚きです。

まぁ、そんな人もいるというか、
物を売ってお金を儲けようと思えば、
そういう人の心理に
詳しくなる必要があるのですね(--;