初めての道はなぜ遠い?

初めての道は遠く感じますね。

帰りには同じ道なのに
かなり近く感じるから不思議です。

また、アルバイトでも何でも
初出勤の日は時間が長く感じますが、
半月もしないうちに、ずいぶんと
時間が速く経つようになります。

なぜだと思いますか?

慣れの問題ですか?

それでほぼ正解と言えるのですが、
実は脳がサボり始めるからなのです。

聞こえが悪いかもしれませんが、
そうでもしないと情報が多すぎて
脳がオーバーヒートします。

毎日の生活の中で
視覚的にも聴覚的にもおびただしい
量の情報を処理して、
さらに何万回という思考を
繰り返しているのです。

そこへもって来て
初めての場所や仕事などは、
全てが重要に思えるので
たくさんの情報を
逐一処理する必要があります。

慣れてくるにしたがって、
見なくてもいいものや
考えなくてもいいことが解ってきて、
それらは意識を
素通りするようになります。

もっとも、潜在意識という領域では
全ての情報を処理していて、
だから、たとえば催眠状態では、
自分がどこでサイフを落としたかまで
しゃべれると言いますが、
意識にのぼらせないという事で
かなりの省エネになるのです。

そんなわけで、慣れないうちは
なんでも大変に思うのが当たり前で、
「すぐに楽になるさ」
と、気楽にやっていた方が、
結果的に早くその日が来るようです。

 

大丈夫、すぐ楽になります^^v