勝ち負けの外側

勝ち負けにこだわる方ですか?

「当たり前だろう!」
という人が、多いと思います。

「お前は違うのか?」
と言われれば、まず違います。

厳密に言うと、

「勝たなくてもいいけど
負けるのは嫌い」という、

男としては
珍種の部類かもしれません。

「勝つのと負けないのと
何かちがうのか?」

というのは、
勝ちたい人の言い分ですね。

負けたくない人は、
そもそも勝負など嫌いです。

「勝ち組・負け組」なんて話も
「はぁ?」ってな感じです。

「みんな好きなところで
住み分けていましょうよ」と、

平和を望んでいます。

「自分に勝つ!」なんて
とんでもない話です。

いちばん仲良くすべき
自分と争ってどうしますか?

それなのに
勝負好きな人がやって来ては、
仕掛けてくるんです(ーー;

勝負事は嫌いだけど
負けるのはもっと嫌なので、
純粋に勝ちたい人よりも
勝負に執着します。

だから疲れてしまって、
人と関わるのが面倒なのです。

通勤時間帯など
電車のドアが空いた途端、
椅子取りゲームが始まりますが、
前の駅から座った状態で
この状況を冷静に観察してみると、
半数くらいの人は
満面に笑顔を浮かべて
ゲームを楽しんでいます(^^;

残りの半分は、
ゲームを呪っています(ーー;

もちろん私は後者です。

というよりも、
そのような場面が嫌で、
馬鹿みたいに早く出かけます。

おそらくは勝負好きの人が
世の中を進歩させるのでしょうが、
弥生人に追われるようにして
山奥へと逃げこんで行ったという
縄文人に共感を覚えますね。