教えて学ぶ

何かを学ぶためには
人に教えるのがお得です。

教えるとなると、
なんとなく解っている程度では
用事がたりなくなってきます。

なぜなら、
相手がどのような筋道で
ものを理解する人なのか、
あらかじめわかりませんので、
どんな方向からでも
説明できるボキャブラリーが
必要になってくるからです。

準備のときだけに限らず、
説明している最中も
自分の頭が整理されます。

相手に喜んでもらえて、
その上こっちの理解が格段に
深まるのですから、
こんなに好い事はありませんね。

ウチの奥さんのような
人を辞書代わりに思っている人には、
あまり深入りしませんが(^^

反対に、質問するときも
実は理解が深まるチャンスなのだと、
昨日よくわかる事がありました。

ちょっとしたトラブルで
弁護士に相談に行ったのですが、
相手は忙しいだろうし、
相談時間も限られているので、
かなり準備して行ったのです。

必要な書面はすべてそろえて、
ネットで似たような事例について
いろいろと読み込んで、
自分が求めている結果と
妥協できる部分についても、
場合分けしておきました。

おかげで有力な情報を
沢山もらえましたし、
それ以前の準備段階で、
ゴチャゴチャしていた頭が
スッキリとしていました。

うっかりしていると、
教えてくれる人に寄りかかって
受け身になってしまいがちです。

高校の先生までなら
そういう生徒を可愛く思って
優しくしてくれますが、
そこから先は
教わり上手になる工夫も
大切になります。

教わりたいことについて、
自分がつまずいていることを
手短に説明できるように、
つまり自分の状況を、
先に教えるわけですね。

やはり教える、もしくは
伝えるという技術が
非常に重要だということです。