一流にこだわりたい

先日、相場のお師匠が、
久しぶりに動画に生出演していました。

とてもなつかしい思いで観ていましたが、
今日は相場の話ではありません。

お師匠の話を聴いていいるうちに、
とても考えさせられたことがあったので
その話をさせてください。

お師匠は間違いなく一流です。
放送でもそれが証明されていました。

たぶんどこの世界でも同じでしょうけど、
一流の人と、そうでない人がいます。

相場を教えている人の中にも、
ご多分に漏れず、そうでない人が多いです。

というよりも、そうでない人の方が、
しゃべりや商売が上手だったりするので、
市場ではウケが好かったりしています。

名選手が必ずしも名監督でないように、
わかりやすく教えられるというのも
それはそれで貴重な能力かも知れません。

ただ、そのような人からだけ習った人、
一流と接していない人は不幸です。

一流でない人は、修羅場をくぐっていない分、
どこか厚みがないのですね。

だから受け手側としては、
一流の人をきちんと知った上で、
器用な人から教わるのがベストでしょう。


さて、困るのは発信側のときです。

どんなことでも一流になるには、
学びと経験とに、それなりの年月が必要です。

それまでのあいだ器用な人であるべきか?
形だけ真似してうまく立ちまわっていれば、
やがて一流になれるのか?

あなたはどう思いますか?

さんざん考えましたけど、
自分が未熟であることを意識した上で、

「一流の初心者」や「一流の中級者」

目指すはそれしかないと思いました。

一流の初心者は、師匠の言いつけを守ります。
一流の中級者は、工夫を惜しみません。

それができていない人から見たら
まちがいなく「一流」でしょう。