見逃さない!


きのう仕事帰りのバスに、

男子中学生3人連れが乗り込んできて、
声高にしゃべりはじめました。

講演の録音を聴いていたので、
はじめのうちはただ、
「さわがしいヤツラだな」と思いましたが、
やけに熱心に議論しているので、
だんだん気になってきました。

そこで不謹慎ではありますが
ヘッドホンの音量をしぼって聴き耳をたてると、

彼ら3人のテーマは「身長」でした。

父親が175センチで母親が158センチ、
上の姉が~センチ、下の姉が、、、
やけに正確なデータをならべています。

それが終わると別な中学生が、
親戚一同の身長までならべたて始め、
どうやら彼らは成長期にあって
この先自分の身長がどのくらい伸びるのか
心配でしかたがない様子でした。

なんとも微笑ましい光景ですが、
私たちも同じような事をしていますね。

いったんなにか気になってしまうと、
なにを見てもなにを聞いても
気になっていることに関係するものばかり
目や耳にはいってくるようになります。

とくにコンプレックス系はそうですね。

他人の髪の毛の量とか、ウエストサイズとか
そればかり見て安心したり心配したり、、、

この習性を利用して、
夢を実現する方法があります。

気になったものばかり目に入ってくるのは、
急にそれが増えたからではなくて、
前からそこにあったのに
気になる前は見のがしていただけです。

夢を実現する人としない人の差も
実現するひとだけチャンスがあるのではなく、
実現しない人は、目の前のチャンスを
見のがしているのです。


見のがさないためにはどうしたらいいか?
そう、ここで先ほどの習性です。

夢を実現するチャンスを
「気になっているもの」にしてしまうのです。

一般的に成功法則で語られのは、
夢を具体的にイメージするという方法です。

文字や写真にして、
目につくところに貼っておこうというものです。

これだけでもいいのですけど、
実はもっと効果的な方法があります。

夢が実現したことを
自分がどのように確認するか、
なにを見たとき、なにを聞いたときが
チャンスの到来なのかを
あらかじめ知っておくのです。


夢の種類によって違いますので、
なるべくたくさん見つけてみてください。

見つけたらその場面を
繰り返しイメージしておきましょう。

そうすれば、それが目の前に現れたとき、
決して見のがすことはありません。