到底今の価値観では評価もされないし生きていけない人たちの魅力を描く素晴らしい小説
時代考証としても価値のある本だと感じました
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麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫) Kindle版
終戦後まもない昭和二十年十月、東京。坊や哲(哲也)の物語はここから始まる――。職にあぶれ街をさまよう哲は、麻雀の主のような男出目徳に出会い、徐々に技(イカサマ)を駆使した高レートの麻雀に惹かれていく。出目徳の下でイカサマ技術を覚えた哲は、長年のライバルドサ健のみならず出目徳すらも凌駕しようと、上野下車坂の「喜楽荘」で勝負を挑む。有り金全てを賭けた真剣勝負の勝者は……!? 麻雀史のみならず小説史にその名を残す金字塔「麻雀放浪記」の第一弾。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/6/9
- ファイルサイズ1168 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B00EAEYPYE
- 出版社 : KADOKAWA (2006/6/9)
- 発売日 : 2006/6/9
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1168 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 13ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,347位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「家付き食付き保険付きの一生を人生だと思っていやがるんだろうが、その保険のお陰でこの世がてめえのものか他人のものか、この女が自分の女か他人の女か、すべてはっきりしなくなってるんだろう。てめえらにできるのは長生きだけだ。くそ垂れて我慢して生きていくんだ。ざまあみやがれ」
これは「出目得」に麻雀で負けすべてを奪われた「ドサ健」が、それでも博打をやめず、自分の生き方を貫き通すことを宣言した場面です。
本作は、サラリーマン的生き方からはかけ離れた、生きるか死ぬかの人生を選択せざるを得ない、熱い男たちの生き様を描いた見事作品です。
最近、昔の角川映画版(1984年)を久々に観て、原作に関心を持ち、今回初めて読んでみましたが、とても面白いです。
そして、映画が原作のイメージを壊すことなく巧くまとめ上げている見事な作品であったことが分かりました。
「おや?びっくりしたよ、あがってるよ」ととぼけた顔で連続天和をあがる出目得を演じた、今は亡き高品格がお見事でしたね。
「インチキだから払えねえってのか。上野にドサ健っていう勇ましいばくち打ちがいるって聞いてたが、そいつがそうぬかしたんだな。インチキだから払えねえって」
というセリフも原作どおりで、何食わぬ顔の「出目得」がとても可笑しかったです。
「自分流儀の生き方を頑固に作る必要がある」と主人公「坊や哲」に語る「ドサ健」。
博打に生きる熱い男たちは、生きるか死ぬかにかかわる重大な事態でも、どこか諦観したような顔で受け入れる。
インチキをされ財産を奪われても、それを見抜けずやられた方が悪いのだと受け入れ、それを上回るインチキで相手から奪い返そうと考える。
そこまで行くと、それはインチキなどではなく、高等な技術の戦い、戦略と心理戦の駆け引きということなのでしょう。
痺れる世界感です。
早速、続編の「風雲篇」を読もうと思います。
これは「出目得」に麻雀で負けすべてを奪われた「ドサ健」が、それでも博打をやめず、自分の生き方を貫き通すことを宣言した場面です。
本作は、サラリーマン的生き方からはかけ離れた、生きるか死ぬかの人生を選択せざるを得ない、熱い男たちの生き様を描いた見事作品です。
最近、昔の角川映画版(1984年)を久々に観て、原作に関心を持ち、今回初めて読んでみましたが、とても面白いです。
そして、映画が原作のイメージを壊すことなく巧くまとめ上げている見事な作品であったことが分かりました。
「おや?びっくりしたよ、あがってるよ」ととぼけた顔で連続天和をあがる出目得を演じた、今は亡き高品格がお見事でしたね。
「インチキだから払えねえってのか。上野にドサ健っていう勇ましいばくち打ちがいるって聞いてたが、そいつがそうぬかしたんだな。インチキだから払えねえって」
というセリフも原作どおりで、何食わぬ顔の「出目得」がとても可笑しかったです。
「自分流儀の生き方を頑固に作る必要がある」と主人公「坊や哲」に語る「ドサ健」。
博打に生きる熱い男たちは、生きるか死ぬかにかかわる重大な事態でも、どこか諦観したような顔で受け入れる。
インチキをされ財産を奪われても、それを見抜けずやられた方が悪いのだと受け入れ、それを上回るインチキで相手から奪い返そうと考える。
そこまで行くと、それはインチキなどではなく、高等な技術の戦い、戦略と心理戦の駆け引きということなのでしょう。
痺れる世界感です。
早速、続編の「風雲篇」を読もうと思います。
2021年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み始めると、一気に読んでしまうほど引き込まれました。
戦後の荒廃した東京で、博打に全てを賭ける男たちの生き様。必読ですね。
戦後の荒廃した東京で、博打に全てを賭ける男たちの生き様。必読ですね。
2015年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長倉顕太氏が推薦していたので、初めて読みました。
すごい臨場感で、先が気になって仕方なくなります。
(わたしは麻雀はかじる程度にもかかわらず!)
男性の女性に対する気持ちも、なんともリアル(苦笑)
いつか王子が来るんじゃないかな〜と思いたい人は、読まないほうがいいかもしれませんね。
読むわけないか。
すごい臨場感で、先が気になって仕方なくなります。
(わたしは麻雀はかじる程度にもかかわらず!)
男性の女性に対する気持ちも、なんともリアル(苦笑)
いつか王子が来るんじゃないかな〜と思いたい人は、読まないほうがいいかもしれませんね。
読むわけないか。
2018年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みだしたら止まらなくなりました。
戦後を舞台にした話ですが、まざまざとした生き様は色あせません。
映画を見て、ストーリーをしっている気になっていましたが、本の方がぐっと奥行きがありますね。
戦後を舞台にした話ですが、まざまざとした生き様は色あせません。
映画を見て、ストーリーをしっている気になっていましたが、本の方がぐっと奥行きがありますね。
2014年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
およそ35年ぶりくらいに再読、当時の文庫本は活字が小さくてつらくて読めませんが
iPhone5なら快適に読めました。
iPhone5なら快適に読めました。
2021年1月1日に日本でレビュー済み
戦後間もない混沌とした世の中で、麻雀を切り口に生き抜いた博徒たちの物語。基本的に、ギャンブルというのは胴元が一番儲かる仕組みになっている。もし自分が金儲けを主体に、ギャンブルを考えているのであれば、ギャンブルをする側ではなく、させる側、つまり自分が胴元になるのが賢い選択だと思う。現実の政府だってそのことを知っているからこそ、サッカーくじの胴元になることを決めたのだし、宝くじにしろ競馬にしろ、ギャンブルという一点をとらえるかぎり、その基本は変わらない。
恥ずかしながら私自身、麻雀はけっして強いほうではない。しばしば自分の手を良い手にしようと腐心するあまり、場全体の雰囲気、風の流れ、また今自分が何位で、ゲームは何局目で、相手がどんな手を揃えようとしているのか、あるいはオリているのか、といった、全体を読みとる力が不足していたからだ。それでも、かつて麻雀をやったことがあるからこそ、本書のなかに印刷されている麻雀牌の並びの意味がわかるのである。
最近はすっかり麻雀から離れてしまったし、またあえて麻雀をしたいと思っていない。そして、麻雀は一人ではできない。テレビゲームならいくらでも出来るが、あれは麻雀は役が揃いやすく、はっきり言って簡単なので、麻雀としての魅力には欠ける。本書を読んでいて思い出したのは、かつて麻雀に精を出したことのある者であれば誰でも知っているその奥深さであり、麻雀を含めたあらゆるギャンブルが、人々を惹きつけずにはいられない、強力なコミュニケーションの場である、ということだ。
相手の裏をかく、巧妙に罠を張り、相手を陥れる、これまでのパターンをあえて崩してみる。そこにはけっして言葉ではない、しかしお互いに相手のことを理解しようとするコミュニケーションが存在する。なぜなら、ギャンブルに勝つために必要なのはテクニックではなく、相手の心理を読む洞察力であり、自分のツキの上昇や下降を的確につかみ、勝負時であるかどうかを見極める勘であるからだ。そしてそれは、自分自身を理解し、他者を理解することに他ならない。たとえそれが、自分の勝利をもぎとるための手段であったとしてもだ。
『総評』
勝負の世界で何が必要かが学べた。態勢が決した後は、勝っている側は余計な事をしないことが鉄則。
負けている方は劣勢を跳ね返そうとして、必ず無理な事に賭ける必要がある。
恥ずかしながら私自身、麻雀はけっして強いほうではない。しばしば自分の手を良い手にしようと腐心するあまり、場全体の雰囲気、風の流れ、また今自分が何位で、ゲームは何局目で、相手がどんな手を揃えようとしているのか、あるいはオリているのか、といった、全体を読みとる力が不足していたからだ。それでも、かつて麻雀をやったことがあるからこそ、本書のなかに印刷されている麻雀牌の並びの意味がわかるのである。
最近はすっかり麻雀から離れてしまったし、またあえて麻雀をしたいと思っていない。そして、麻雀は一人ではできない。テレビゲームならいくらでも出来るが、あれは麻雀は役が揃いやすく、はっきり言って簡単なので、麻雀としての魅力には欠ける。本書を読んでいて思い出したのは、かつて麻雀に精を出したことのある者であれば誰でも知っているその奥深さであり、麻雀を含めたあらゆるギャンブルが、人々を惹きつけずにはいられない、強力なコミュニケーションの場である、ということだ。
相手の裏をかく、巧妙に罠を張り、相手を陥れる、これまでのパターンをあえて崩してみる。そこにはけっして言葉ではない、しかしお互いに相手のことを理解しようとするコミュニケーションが存在する。なぜなら、ギャンブルに勝つために必要なのはテクニックではなく、相手の心理を読む洞察力であり、自分のツキの上昇や下降を的確につかみ、勝負時であるかどうかを見極める勘であるからだ。そしてそれは、自分自身を理解し、他者を理解することに他ならない。たとえそれが、自分の勝利をもぎとるための手段であったとしてもだ。
『総評』
勝負の世界で何が必要かが学べた。態勢が決した後は、勝っている側は余計な事をしないことが鉄則。
負けている方は劣勢を跳ね返そうとして、必ず無理な事に賭ける必要がある。
2023年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それ自体が芸術的な阿佐田哲也の評伝として成り立っていた畑正憲による後書きが載っていないので即効間違って買ったことにしてキャンセルしました。記憶ですが「もうくるまいと誓った龍岡の門をくぐったのは色川くんの見舞のためだった」みたいな端正な文章で始まるあれは、多分角川版の紙媒体のみなのかなあ。うろ覚えですんませんけど本編同様に痺れて一冊で2度お得と思ったのを思い出しました。
適当なこと書きましたがタイトル通り、Kindleは買っちゃいけません。畑先生も偲びつつ、まあ…ノー忖度でアレですよ。
適当なこと書きましたがタイトル通り、Kindleは買っちゃいけません。畑先生も偲びつつ、まあ…ノー忖度でアレですよ。