悔いと杭

お前が刹那から追い出したものを
永遠は返してはくれない
– シラー –

やってしまいがちな失敗に
「くだらない本を捨ててしまう」というのがあって、
何処が失敗かというと
くだらない本は、2度と手に入らないのです。
版を重ねることもなく
古本屋さんに並ぶこともなく
どこかの押し入れで朽ちていくか
夢の島で静かな眠りに入ってますから。
何冊かそういう別れがあって、
必死に探し出したものもあれば
望みがかなわなかった本もあります。

同じように
日常の些細な出来事のなかに、
その時が千載一遇だったというのが
隠れていたりするようです。
むしろ散りばめられているのかな?

気になったらやるという方針で
悔いを残さぬようにしませう