ひとり上手

もし私が一人の時間を一切持てず、
ずっとチームでの仕事や
育児ばかりをしていたとしたら、
いい上司、いい母でいることは難しいと思います。
周りに対して寛容でいられるのは、
自分と向き合う時間を
確保することができているからです
– エスター・コルウィル –

私はエスターさんと違って
いい会社員でもいい父親でもありませんが
それでも一人の時間の必要性は
痛感しています。

子どものころからそうでした。

みんなで居るために
ひきつり笑いを共有したり
たとえ気に入らないことがあっても
本人の前でだけは言わないようにしたり、

そういう、調和のための調和は
居てもたってもいられなくなって
一人逃げ出すのが常でした。

いい齢したいまになっても
誰かと長く付き合うためには、その前にいちど
険悪状態をくぐらないと安心出来ないのは、
たぶん突然一人の時間に籠っても
「また始まった、、」とあきらめてくれる相手だと
解かっておきたいからでしょう