本当に可笑しくて笑ってますか?

どこで笑うかに
その人の知性が表れる
– 齋藤孝 –

知性の前に
聴いていて気持ちのいい笑い声と
不愉快になる笑い声があります。

笑っているのに不愉快なんて
なんだか身も蓋もない感じですけど、
例えば、職場で男同士が集まって
裏声で笑っている場面です。
話題は同僚の
自分たちとは趣味の違う
それだけでスケイプゴートな男への
理屈の通らない悪口か、
ここに書くのも憚られるような
薄汚い下ネタか、
面と向かっては絶対に言えない
会社や上司の悪口か、
とにかく、その場だけの毒づきで
約束通りのタイミングに
裏声の笑い声が合唱されます。

気持ち悪いでしょう^^;?

それに対して気持ちのいいやつは、
例えば、普通なら深刻になるか
青筋立てて竜雷太さんのように怒り出すか
そんな場面で破顔一笑
「そりゃぁ傑作だ!ガハハハッ」

そんな居そうもない男がたまに居て、
すげぇ奴だと思うのです。
やっぱり知性の現れでしょうね。

知性の乏しい奴は、嫌いだ