新しいものはどこにある?

既成概念に一撃加えることで
新しいものが見えてくる
– 伊丹十三 –

ごく若いころは
行き詰ったら別なもの
新しいものを探せば済みました。
横着せずによく探せば
もっといいものは
沢山ありましたから。

ところがある時期から
「あぁこれは、あれに似てるな、、」
というのが増えてきました。
パターンを一通り
観てしまったような錯覚を覚えます。

当然錯覚です。
そんなことできるわけない。
単に、自分のキャパシティーが
満タンになったのです。

だからと言って
嘆く必要など微塵もなく、
今までさんざん長いことかけて
色々受け入れて、築き上げた概念を
ひとつづつ見直すだけでも
気が遠くなるほど時間がかかる。

考えただけでもめまいがする。

きっとそんな作業の中で
新しいものを見る目が
バージョンアップされるのだと信じて、
今年も進んでいきましょうかね