本当に好きですか?

持たなくてもいい重い荷物を、
誰に頼まれもしないのに
一生懸命ぶらさげていないか?
– 中村天風 –

東京で電車通勤をしていた頃
いつも背中の荷物はパンパンに膨れて
破れたり千切れたりしていました。

中身はハードカバーの本が4~5冊と
前日に仕入れた食べ物、飲み物、
そしてある時期はノートパソコンまで入って
自分の部屋を持ち歩いているようでした。

身近に、手ぶらで通勤する奴が
今までに3人居ましたけど、
羨ましく思いながらも
自分にはとても出来ない芸当でした。

長男が、読みもしない本を
これでもかと言うくらい持ち歩いていると
女房から聴いたとき
可笑しくもあり、頼もしくも感じました。
持たなくてもいい重い荷物も
好きなものならOKですね。

本当に好きだったらね