食う寝る遊ぶ

どんな精神的な人間でも
四十五時間以上食べ物のことを忘れる事はできぬ。
数時間ごとに間違いなく脳裏に起こる不変不動のくりかえしは
「いつ食べようか」ということである
– 林語堂 –

それはちょっと違うかな?
というか、普通はその通りなのだろうけど
断食、今の言葉ではファスティングというらしいけど
それを経験してしまうと違ってくる。

まず、2~3日は林語堂さんのおっしゃる通り
腹が減って仕方ない日が続きますが
そのあと、空腹感はなくなります。

1週間目位から
食べたいというのじゃなく
口が味を欲するようになります。
歯磨き粉でうっとりしたりします。

そのうち、階段を昇るのが億劫になって
足の筋肉がつるようになってくると
さすがに危機感が出てきます。

私はそこらへんで予定の日時が過ぎたので
それ以上先はわかりませんけど
たぶんもうしばらくは平気みたいです。

ほかに、嗅覚などは敏感というか
もはや過敏というべき状態になりまして
1メートルくらい離れた人の
噛んでいるガムが強烈に匂ったりします。

とにかく、1日や2日食べなくても
むしろその方が体力は回復するようで、
消化とか吸収というのも
それなりの大仕事なのかもしれません。
でも、普通においしく頂くのが
一番幸せだと思います