プライドは有害?

同じフロアーで別会社の人に
かなり目立っている人がいました。

この頃見かけないので
その会社の顔見知りに尋ねてみたところ、
その人は退職したとのこと。

他の会社のことでもあるし、
ご年配でもあったので
「疲れちゃったのでしょうかね、、」
と話を終えようとしたのですが
実は解雇されたようで、
そもそもその人が目立ったのは、
数カ月前に転属で来たときの
研修係に文句をつけていたからでした。

年配なのでパソコンの操作が苦手で、
その事自体はある程度仕方ないでしょう。

しかしその人の言い分は、
「その教え方で理解させることはできない!」
という論法でした。

観ていてヒヤヒヤしましたが、
少し経つと落ち着いたので忘れていました。

しかし実情は、
その人にパソコン操作を教えるのを断念して
接遇専門にしていただけだったのです。

営業畑を歩いてきた人らしく、
接遇は堂々たるものでした。

はためにはそう見えていました。

実情は、
問い合わせに嘘八百をならべたて、

周囲がカバーしていたとのこと。

本人にそのことを指摘すると、
「年長者にその言い方はなんだ!」
という、いわゆる逆切れをおこし、

しまいには

「こんなバカバカしい仕事だったら、
 居酒屋でバイトでもしたほうがマシだ!」

と開き直り状態だったそうです。

ここまで極端な人も滅多にいませんが
問題点はどこにあるのでしょうか?

ひとつ確実なのは、
人にものを教わることができないこと。

そこに焦点をあてると、
私にとっても他人事ですまされない問題です。

トレードでもアフィリエイトでも
主婦の方がすぐに稼ぐようになるそうですが、
それは教わったとおりに実行するからです。

中年以上の男性は、
曲がりなりにも自分の方法論をもっていて、
全てそのフィルターを通してしまいます。

言われたとおりできないのですね。

あるとき師匠が教えてくれました。
「今できない状態の自分にプライドを持たず、
 将来の、できるようになったときの自分に、
 プライドを持つようにしなさい!」

このことをあらためて考えさせられました。