形式を整えたいですか ?

標語を作れと言われると
なぜ判で押したように
五七五になるのでしょうね?

標語とはそういうものだと
ずっと思ってきたから?

標語の意味を調べてみると
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標語(ひょうご)とは、
ある集団の行動や判断における基準、
規範、指針、理念を、簡潔に表した
文章や言葉や句である。
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ということで、
五七五にまとめたものという
決まりはないようです。

ただし、
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口調がよいように俳句同様に
五七五の型を取るものも多い。
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とあるように、
口調の問題はあるらしい。

 

ただ、私はひねくれ者なので、
もっと深読みしています(ーー;

つまり、内容がおそまつでも
とりあえず五七五におさまっていれば
格好がついた気になれるので
安心できるから。

かなり意地悪な見方ですが、
職場などで同僚の作品を観ると、
どうもスローガンよりも
形を優先しているように思えるのです。

選ぶ方も同じで、あるとき
「あぶない、よく見ろ!」
という標語で応募したところ、

「大場さん、形式を満たしてないよ」

と突き返された事がありました。

そう、彼らにとっては
五七五に収まって初めて
安心できるです。

こういう人たちに
エクセルで表を作らせると、
これでもかというくらい
ケイ線に凝ります。

表に価値がない分を
ケイ線でばん回できると
信じてるんです。

 

同じようなことが
メルマガ作成に関してもあって、
誰が始めたのか解りませんが、

・飾りヘッダ
・一行広告
・リード
・本文
・無料オファー
・・・・・・・・・・
・編集後記
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

この形を整えることに
すべてを賭けているようなメルマガが
けっこう多いです。

別にこの形がいけないと
言うつもりはありませんけど、

(私はある人に添削を受けていて
はっきりヤメロと言われましたが)

一つ一つのパーツには
それぞれ意味があるということを
理解していない人が多いです。

だから極端な場合、
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今日は朝からどしゃ降りでしたが
あなたの街はどうでしたか?

続きは編集後記で
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冗談じゃなく、こんなことを
やってしまう人が出てくるんです。

これで編集後記まで
読みたくなる人がいるでしょうか?

見ず知らずの筆者の
詳しいプロフィールやポリシーなんて
最初から気になるでしょうか?

役立つ記事を書いて
それを喜んでくれた読者が
ブログなどで確認してくれるのが
理想的ではないでしょうか?

 

愚痴モードになってしまいましたが、
形式にこだわるのは、
内容に自信がない証拠だということを
意識してみて下さい。