ごう慢でしょうか(^^?

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今朝はパブロ・ピカソでしたが
はじめ見たとき、正直ぶっ飛びました。

私は対象を見たままにではなく、
私が思うように描くのだ。
– パブロ・ピカソ –

あなたが美術部出身でなくても、
自分の思い入れを外して
見たままに書くことが大切であると
どこかで聴いた事があるでしょう。

私は美術部出身で
部活動の他に自分でも
いかに見たままに描くか
いろいろ試しました。

ちなみに、
今日のテーマとは無関係ですが、
たとえば人物画を逆さまに立てて
目とか鼻とかわざとわかりづらくすると
かなり精度の好い模写ができますよ。

パーツを描くときに
「今は小鼻を描いている」
という実況想念は
邪魔になるようですね。

 

話をもとに戻して、
絵にかぎらず禅などでも
自分の固定観念というフィルターを
限りなく外していくことを
目指したりします。

ところがピカソときた日には
「見たままでなく、思うままに」
と言い切ってはばかりません。

(別訳)
私は対象を見えるようにではなく、
私が見たままに描くのだ

別訳にしても、「私がみたまま」と
私を主体にしていることに変わりありません。
ピカソは超ごう慢だったのでしょうか?

彼がごう慢だったかどうか別として、
ここで前提を考慮する必要がありましょう。

 

つまり、絵画で言うなら
正確に描くことが目的なのか、
それとも絵を通して
自分を表現することなのか?

禅で言うなら、
自分を透明にする段階なのか、
それとも自分というものを
そのまま出すべきときなのか?

この前提抜きに
一般的に言われている教えを
何とかの一つ覚えにしているから
つまらない事になるんです。

パブロ・ピカソさんのおかげで
今日もじっくり反省しました。

ではまた、明日^^