いかりをおろせ!銃爪(ひきがね)を引け!

アンカリングについて
昨日お話しました。

サザエさんのテーマを聴くと
明日の会社を思って
憂うつになってしまったり、

落ち葉の舞い散るのを観て
その季節に別れた人を想い出し
涙するといったように、

外部の刺激が引き金になって
ある感情や気分が呼び起こされる
心理的性質があるのですが、

アンカリングはその性質を
積極的に利用して、
好い気分や高いパフォーマンスを
人為的に作り出してしまおうという
現代催眠のテクニックです。

 

きっかけとなる刺激を
銃爪(ひきがね)という意味のトリガー、
トリガーが気分を呼び起こす
仕掛けのことをアンカーと言います。

アンカーを仕掛けるには、
まず好い気分を味わいます。

過去に経験した場面を
ありありと思い浮かべて
自信にあふれた状態や
希望に満ちた状態を再現します。

そして、厳密にはその状態が
ピークを迎える直前に
考えておいた刺激を与えます。

刺激はたとえば
唇をひょっとこにするとか、
右の耳をつまむとか、
日常生活では
自然には行わない動作に
すると好いです。

鼻をつまむとかですと、
思わぬときに好い気持ちになって、
まぁ悪いことではありませんが
ここ一番に使いたいので(^^;

 

ここまでやったら、
一度その場飛びをしたり
そこらを歩きまわったりして
通常に戻って下さい。

その後トリガーの動作を行って、
アンカーが働くことを確認します。

考えているよりも
上手くいくものですし、
体験を重ねることで
上達していきます。

 

明日もアンカリングについて
応用編をご紹介しますけど、
基本的な方法は
何度か試してみてくださいね。