困る前のお互い様

”お互い様”という言葉があります。

大きく分類すると
二つの使われ方があって、

1.助けたり、助けられたりすること
2.おあいこ、引き分け

共通しているのは、
”両方とも同じ立場や状態にある”
ということです。

 

むかし、日本とヨーロッパが
今ほど解り合っていなかった頃、
日本人の男性が、フランスだったかの
お宅に招かれて食事した時のこと、

「日本人はまことに残酷で~すね!
あんなに可愛い~小鳥を
食べてしま~うなんて(ーー#」

眉をしかめた女主人は、
牛だか羊だかわかりませんけど
大皿に乗せられた頭蓋骨から
ナイフで器用に目玉をくりぬいて
召し上がっていたとか、、、

これなどは2の意味で
”他人の事を言えますか?”
という世界ですね。

 

1の意味としては、
むかしの下町などの日常では
味噌やしょう油とかまで
貸し借りがありました。

それは便利だけでなく
貸し借りを理由に
付き合いの潤滑油としての
働きがあったので、
そのこと自体はすぐれた
文化的伝統でした。

いまでは流石に
味噌やしょう油の貸し借りは
よほどの間柄に限られますけど、
その代わりというか
お土産や差し入れの文化は
根強く残っています。

近所でも、気の利いた人が
ちょっとしたオヤツを配ったり、
こまめな動きを見せてます。
モライッパナシも悪いので
自分でもなにか買ったりして
協調性を保つのですけど、、、

そもそも気がまわるる人とか
オヤツ自体が好きな人にとっては
楽しい習慣なのでしょうが、
自分の食事さえ面倒くさくて
最低限で済ませたいクチなのに、

ましてやチョコやキャンディなど
自分で買って食べることなど
まずあり得ない私としましては、、、

拷問に近く面倒くさい(ーー#

「自分も要らないから
無しにしましょうよ(^^;」

と、言えればどんなに好いか!

間食の習慣を持たない私に
お互い様を強要するというのは
もはや暴力ではないのか!?
などと思いつつも、
もらっちゃった差し入れの方が
2回分多くなっているので、
今日も気の利いたお菓子を
探して回る私でした。

あぁ面倒くさい(ーー;

また明日の晩メールしますね。
おおばじょうしょう