やめてしまえば好いでしょう

to doリストにご用心!

奴ら、あなたを駄目にする
機会をうかがってます。
ちょっと言い過ぎですか^^;

でもホントの事なので
ちょっと聴いてください。

 

手帳やスケジュール帳に
普通に用意されているものだから
深く考えずに使ってますけど、
でもto doという言葉に
have to(しなくてはならない)という
義務的な響きが重なって感じるのは
私だけでしょうか?

 

こんなお話があります。

メキシコ五輪の頃、
ケニア出身のキプチョゲという
ランナーがいました。
陸上中長距離でメダル候補でした。

でも彼は、深刻な問題を抱え
困り果てていました。

レース終盤、残り400メートルで
急に身体に異変を起こして
走ることが出来なくなるのです。

 

ある日、心理学的な助言を求めて
自己啓発の世界的権威である
ルー・タイスによる面接がありました。

「あなたは残り400メートルで、
どんなことを考えますか?」

「あと400メートルも
走らなければならないと、、、」

ルー・タイスはピンと来たので、

「具合が悪くならないためには、
残り400メートルになったら、
走るのをやめてしまえば好いでしょう!?」

怒ったキプチョゲが言い返します。

「私がどんな気持ちで走るか、
あなたには解らないでしょうね!
オリンピックで勝ったら、
ご褒美に牛をもらえるんですよ!

私の国では、それで日々の暮らしが
ずいぶんと豊かになるんです!

育ててくれた両親への恩返しに、
私は走って、勝ちたいんです!」

それを聞いてルー・タイスは
満足そうに言いました。

「君は走ることに対して
何の義務も無いのですね!?
ただ、走りたくて、勝ちたくて
走るんですね!?」

こんなやり取りがあって、
その後のオリンピックでキプチョゲは
みごとケニア初の金メダルを
勝ち取ったのです!

 

ルーによると、敗者のほとんどは
「しなければならない」
だらけの状況で過ごすとのことで、
そうなると彼らは
責任を放棄するだけでなく
自尊心も失うのです。

この面接でキプチョゲは、
have toからwant toへと気持ちを転換して
その結果、言い訳めいた身体の不調も
起こらなくなったというわけです。

 

いかがでしょう!?
ここまで判りやすくなくても、
have toを連想させるto doリストは、
あなたのパフォーマンスを
確実に下げてしまいます。

やりたいことリスト、
want toリストに変えませんか(^^?