気持ちの犯罪

喜ばず、憎まず、
悲しまず、期待せず、
善行も悪行も捨てて、
誠信を捧げよ。
善と悪とを捨てよ。
真実と虚偽を捨てよ。
両者を捨てて、
その捨てたという思いも捨てよ。
– インドの聖典 –

面白い話を思い出しました。
むかし、ある聖者が歩いていると
道端に一万円札が落ちてまして、
彼はおもむろに拾い上げると
「誰か、金を落とした者は?」と
大声で叫びました。

人々がそれを見て
「やはりお坊様は偉いなぁ」
と感心していたところ、別な男曰く
「なに、まだ金が好きなんだよ、
牛なら踏んずけて通り過ぎるだろ」

なるほどですね!

私も会社帰りの駅で
目の前で人待ち顔のオッサンが
ポケットから何かを出した拍子に
札束をごそっと落として
気づくことなく立ち去るのを目撃。
あたりをキョロキョロしたり
さんざん悩んだ挙句
追いかけて渡してやりましたが、
気持ちの上では既に十分
チョロマカシテいましたよね(--;

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