この、慎重なお坊ちゃんめ!

長所と短所は本来
同じものだと言われてます。

おっとりしていると見るか
愚図でのろまと見るか、
しっかりものと見るか
ケチでつまらない奴と見るか、

同じ性質をどちらから見るか
どこにフォーカスするかの違いで、
美点にも欠点にもなると
そんな風に言われています。

リーダーの嗜みとしては
たしかに間違いないのですが、
ほぼ同じ性質の
どちらの側面が目立つかは、
やはり本人の責任だと
私は思うのです。

まず自分のことを
どちらの側面から認めるか、
自己評価の高い低いが
雰囲気ににじみ出ていて、
同じ行動をご愛嬌に見せたり
卑屈な失態に見せたりしていると、
そう思うのです。

だから自分の事は
自分でコントロールすることが
可能だし大切なのですが、
相手が子供だったり
後輩だったりする場合には、
少しおせっかいを焼くことも
可能ではあります。

自分がのろまだと思って
あきらめ気分の子供に向かって、

「信ちゃんって、ホント慎重で
まかせて安心してられるよ!」

上手いタイミングで言ったなら、
認めた方向に子供は伸びます。

ただこれは、形だけ真似しても
うまくいくとは限りません。
呼吸やリズム、間のとり方など
実は高等技術なのです。

でも一度でもうまくハマると
ホントに愉しくなっちゃいますので
機会があったら技術的なことも
ご紹介いたしましょうね。

本日はこれにて!