それなら、これはいかが?

お子さんの夜遊びが
絶えないとします。

心配したお母さんが

「こんな遅くまで、どこ行ってたの!?」

と怒鳴りつけても、
かえって逆効果です。

しかし、そのお母さんに

「子供を叱ってはいけません!」

とアドバイスしても、
これまた効果は望めません。

 

こんなとき有能なカウンセラーなら、

「叱りつける代わりに
『寒かったでしょう?早く中にはいって
お茶でも飲みなさい』と、
暖かく迎えてあげてはいかがですか?」

といった、代替案を出します。

この代替案が必ずしも
効果的とは限りませんが、
それでも母親には
受け入れてもらいやすくなるし、

お子さんに対する効果も
ワンパターンよりははるかに
期待できるでしょう。

 

この代替案というものを
日常に取り入れることによって、
思わぬ効果が現れます。

第一に、ストレスが軽減されます。

案がひとつしかないと、
ダメだったときの事を心配して
取り越し苦労に悩みますが、

代替案を複数用意することで、
どれかが上手くいく確率が高まり、
安心していられるからです。

第二に、頭の働きが活発になります。

当たり前ですが、
それまで一つだけ考えたところを
3つも4つも考えるのだから
使えば使っただけ
脳が活発に働くわけです。

第三に、相手のあることなら
受け入れてもらいやすくなります。

数撃ちゃ当たるというだけでなく、
たとえばA案に渋った相手に

「そういうことならB案はいかが?」と、

すかさず持ちだすことで
相手のあなたに対する評価が
上がってくるためです。

これが3つ4つとなれば
必ずしも相手の反応に正しく
反応していなくても、
あなたの誠意(?)に
相手が根負けしてくれます。

このように、単発の時よりも
足し算的にではなく
掛け算的に効果が上がりますので、
お試しになりませんか?

 

え?面倒ですか、、、
それでしたら、、、