気のせい vs. 気の威力

一瞬で軽くなるお話です。

その前に、あなたは赤ん坊を
日常的に抱っこした経験者ですか?

もしそうならご存知のように、
赤ちゃんは眠くなると
急にずっしり重くなります。

反対に、妙に軽く感じるのは
緊張していたり、具合が悪かったり、
なにしろ好くない状態なんです。

 

赤ちゃんが未経験なら、
酔っぱらいはどうでしょう?
肩を貸せば、かろうじて歩く程度に
出来上がってしまった酔っぱらい、

ありていに言って、いちばん始末に負えない
迷惑な存在ではありますけど、

彼ら(彼女ら?)は、
心理的な面を差し引いたとしても
やけに重たくなかったですか?

 

赤ちゃんも酔っぱらいも、
(並べたくないですね)
体重計に乗せたらずっと同じで
数字は変化してません。
それなのになぜ、
急に重くなったり軽く感じたり
違いがでたのでしょう?

気のせいでしょうか?

ここではじめの話に戻って
一瞬で軽くなる実験。
密着しても問題にならない人と
二人一組になって下さい(^^;

お姫様だっこでも、
赤ちゃん抱っこでも構いませんので
する側とされる側に分かれます。

抱っこされる側は
まず自分の頭のことを考えて、
その後で抱っこしてもらいます。

抱っこする側はこのときに
”感じた”重さを覚えておきます。

 

次に抱っこされる側が
足のことを考えて
その後で抱っこしてもらいます。

重さの変化はいかがでしょう?

これは、合気道の先生が
よくやってみせるのですが、
人は思考の影響で
軽くなったり重くなったり、
つまり投げられやすくなったり
投げられにくくなったりするという
デモンストレーションです。

面白いのは、頭と足なら
まだ重心が上下に移動することが
なんとなくイメージできますが、

これが「ありがとう vs. 馬鹿野郎」とか
「愛してます vs. おとといきやがれ」とかでも
明らかな変化が見られるのです。

 

ダイエット中の方は
少しでも軽くなりたいでしょうが、
この場合の軽さは、
赤ちゃんを思い出して下さい、
なんかしら好くない状態の
バロメーターでしたね。

たいへん興味深い実験です。
いろいろ試してみてください。

適当な相手が身近にいなければ、
いつか独りでできる方法も
ご紹介しましょうね。

また明日の晩メールします。
おおばじょうしょう