誰が決めたの?

思い込みの話をします。

瞑想というと
一連の流れというか儀式を
想像されると思います。

香を炊き込めた暗いお堂、
衣擦れの音も幽かに
静かに入ってきたお坊さまが、
なにやらモゴモゴと唱えて
何度かお辞儀を繰り返した後
おもむろに座禅を組み、
長い時間をかけて全てを捨てて
その後に瞑想状態に入り、、、
日常に戻ってくるときも
はためには気がつかないほど
ゆっくりと、、、

私は詳しくないので
いまのは適当なイメージですが
だいたいそんな感じでは?

 

ところが、日本を代表する
N先生というヨガ行者に聞いた話は
まったく違うものでした。

すなわち、瞑想に入るときも
そこから出てくるときも
ともに”カクンッ”という感じで
一気に変化するのだとか。

ご本人が思ってるだけでなく
どこかの大学の研究室で
脳波計を使って実験した結果も
そのように出たのです。

そして面白いのは
同じ実験に参加した別の人、
どこだかのお寺のお坊様たちは
私の作り話のように
ゆっくりとしたカーブを描いて
入ったり出たりしたとか。

 

N先生の方が上手で
お坊様たちが劣っていたと
思いましたか?
私は違うと思います。

お坊様たちはそのように習って
そのようなイメージで行って
結果としてイメージ通りに
事が起こったのだと思いませんか?

 

同じようなことは
ヒーリングを行う人にも
よくあるんです。

エリック・パールが来日して
リコネクティブ・ヒーリングを
日本に紹介したとき、
習いに来ていた人の多くは
すでに何らかの療術家でした。

実習の段になると
みな判で押したように
目を閉じて祈りを捧げつつ
他人がヒーリングするときも
力を貸そうとしました。
多くの流派で
それが推奨というか
当然だから、、、

「眼をあけて下さい!
自分の力を加えないで!」

エリックがそう叫んだとき
かなり多くの受講者は
ポカンとした表情をしました。

エリックの教えるヒーリングでは
ヒーラーはパイプ役であって
エネルギーの送りてではありませんが
それが飲み込めなかったのですね。

 

何度も繰り返し言いますが
思い込みは重いゴミです。
少しでも早くひとつでも多く
さっさと捨ててしまいましょうね。