勝ったつもりがまんまと

勝ち負けを基準に
行動する人がいます。
あなたの周りにも
よく見わたせばたくさん
いるはずです。

なぜならそこら中で見かけるし、
多かれ少なかれ、あるいはときに臨んで
その要素が全く無い人など
いないのでしょうから。

 

道を歩いていると
わけもなく小走りに数歩だけ追い越して
その後安心したように歩く人がいます。

電車に乗ろうとすれば
(たとえそれがガラ空きの電車でも)
扉が空いた途端に突進する人がいます。

ターミナル駅に到着すると今度は
それまで座って居眠りしていた人が
扉の近くに立っていた人よりも
われ先に降りようとします。

私には闘争心が欠けているので
あの人たちの気持ちがわかりませんけど、
とりあえず人より数歩先にいると
勝った気になれるのでしょうか?
少なくとも負けた気には
ならないで済むのでしょうか?

そうやって一日中
買った負けたとやっているのは
さぞかし疲れそうですけど、
あのタイプの人にとっては
私が睡眠を大切にするのと同程度に
勝つこと(負けないこと)が
健やかに過ごすために必要なのです。

 

いま、勝つことと負けないことを
同じような扱いにしましたが、
実はまったく別なタイプに属します。

勝ちたい人の方が
体力が充実していて、
積極的に勝負を仕掛けますが、
負けないように頑張る人は
相手が仕掛けてこないかぎり
大人しくしています。

どちらにしても闘争型と言えて
体型は分厚く、ウェストがズンドウで、
太くてよく通る声をしています。
アリテイに言って
“汚らしい”印象をあたえる人が
多いようです(^^;

食べ物でも音楽の好みでも
繊細な味とかメロディの代わりに
ボリュームがすべてです!

あなたの周りにも
そんな典型的な人が何人か
思い当たるでしょう(^^?

 

ところで、セールスをするとき
人の感情に訴える必要があるのですが、
この勝ち負けの感覚も
かなりポイントが高いのです。

まず人は”お得な話”が好きです。

これを今、私から買うと
こんなにお得なお話がありますよと
“勝ち心”をくすぐるのです。

そして人は、得をしたいよりも
損を恐れる気持ちのほうが強いので、
“損を恐れる心”をくすぐります。

すなわち、
「今これを手に入れないと
あなたの失うものは、、、」
とやるわけです。

こうして闘争心の満足と引き換えに
ホントは買わなくてよかったものまで
まんまと買わされてしまったのでは
勝ったのは販売者ということでしょうか(^^?

 

まぁこんな具合で
勝ったつもりが踊らされてるなんて
孫悟空みたいな話がそこら中に
転がっているので、
もしあなたが悪徳業者のえじきに
間違ってもなりなくなかったら、、、

防衛のために
一緒に勉強しましょうね(^^v