少しの言葉で多くを語りなさい
多くの言葉で少しを語るのではなく、
少しの言葉で多くを語りなさい
– ピタゴラス –
言葉の力を知らず、軽んじている人ほど
言葉数が多いような気がします。
言葉を重ねるほど、効果が上がるつもりでいる。
でも実際は正反対の逆効果で
数を多くすれば一つ一つの印象が薄れて、
一つのことでも繰り返すことによって
慣れちゃうのか飽きちゃうのかは別として
まともに聴かなくなってしまう。
前に勤めていた会社の部長は
3つ言ったら最後の事しか覚えていない。
その上、週に1～2度しか直に話す機会がない。
だからミーティングの日が近づくと
再優先のふたつを厳選して
さらに話す順番まで考え抜く必要がありました。
あるとき、それが上手く行きかかった矢先、
何も考えた経験のないオッサンが
3つくらいくだらない注文を付け始めたので
「Hさん、黙っててくださいね」
思わず声を荒げてしまったところ、
部長はそのことだけを覚えて帰ってくれて、
横柄な上司の烙印を押されましたとさ。
めでたしめでたし
