時間はどちら向きに流れるか?

時間はどちら向きに
流れているでしょうか?

過去から未来ですか?
それとも未来から
過去へと流れるのでしょうか?

普通は過去の積み重ねの上に
現在というものがあって、
その先にまだ見ぬ未来があると
考えられています。

ここでちょっと
想像してみて下さい。
あなたは腰くらいの深さの
川の中に立っています。
水は当然
上流から下流に向けて
流れています。

今、上流の方を向いていたら
いくつものボールが流れてきました。

赤いボールに青いボール、
緑、黄色、黒、白と
色とりどりのボールが
あなたに向かって流れてきます。

あなたはその中から
赤いボールをえらんで
手に取りました。
言い方を変えると
他の色のボールはえらばなかったので、
あなたの横を通りすぎて
下流へと流れて行ってしまいました。

このボールが
人生のさまざまな場面の
選択肢だとしましょう。

あなたはある場面で
ひとつの行動を選択しました。
つまり他の選択肢は
選ばずに流れ去りました。

このとき上流と下流は
それぞれ未来と過去のどちらに
当たると思いますか?

これから先のことは
選ぶことが出来ますけど、
現在より後のことは
もはや選びなおすことは
かないません。

とすると、
このたとえ話の中では
上流は未来で
下流が過去ということです。
つまり時間は
上流から下流に向けて、
未来から過去へと
流れているではありませんか!

こじつけだと仰いますか?
別にどちらでも構わないのですが、
どちらにも考えられると
それを言いたいのです。
そして、流れ去ってしまった
選ばなかったボールを悔やむより、
これから流れてくるボールを
選ぶほうが重要課題ですね!

それなのに実生活では
現在を通り過ぎた
過去のことばかり考えがちです。

ちゃんと上流を向いて
流れてくるボールに集中して
しっかりとキャッチすること、
選んだ上で今、
ちゃんとつかむことが
大切なのです。