友だちという名の自己表現

「つるみの法則」ってご存じですか?

自分の年収は、
親しい友達10人の年収の
平均だという法則です。

たしか誰だかが調査を重ねて
統計的に導き出されたと聞いていますが、
かなりブラックな法則ですね。

裏返すと、
お金持ちになりたかったら、
貧乏な友だちは切り捨てなさいと、
そのようにも聞こえます。

まぁ、そんなこと実行する人は
滅多にいないでしょうけど、
実行したら
親しい友達がいなくなりますね^^;

 

この法則は二つの側面があります。

ひとつは、おなじみコンフォートゾーン、
日本語で快適領域とでも言うのでしょうか
人は自分が安心できるレベルに落ち着くという
けっこう普遍的な法則です。

たとえば自分の年収は300万円という
自己評価を持った人ならば、
同じくらいの人たちといると安心します。

年収1000万円の人たちといると、
引け目を感じて落ち着かないのです。

当然、親しい友達は、
同じような人の集まりになるわけです。

だから自己啓発や成功法則の本などで、
高価なスーツやレストランを
あえて選ぶようにすすめられるのです。

自己評価をたかめましょうという事です。

もう一つの側面として、
お金持ちや成功者に囲まれていると、
そのエネルギーを受け取れます。

そちら系の話を受け付けない人は、
「ミラーニューロン」
という単語を検索してみてください。

人の感情は伝染するのです。

こちらの伝で行くと、
どうせ伝染するのだったら
理想的な人からにしたいですね。

でも、世に言う成功者たちは、
そろって人を大切にあつかいます。

相手が貧しいからといって、
「あなたとは付き合えません!」
などと決して言いません。

その代わり、次々と交流の輪を
楽しみながら拡げています。

平均の出し方を思い出してください。
大きな数を入れると平均はたかくなり、
小さな数を入れると低くなります。

だから今の平均年収より高い人を
ひとり入れるだけで平均は上がります。

 

ところで、お金持ちの人や成功した人と
どうしたら親しくなれるでしょうか?

人と親しくなろうと思ったら、
その人楽しませなくてはなりません。

どんなときに人は楽しいかって、
とりあえずプレゼントをもらった時は
嫌な気はしないですね?

でも、高価なモノではダメです。
相手のほうがお金持ちだし、
無理が見え見えで喜ばれません。

話を嬉しそうに聴くとか、
お子さんやお孫さんの好きな
あまり高価でないモノを贈るとか、
ちょっとした気遣いで
気持ちのプレゼントをするのです。

誰かを喜ばせようと色々考えるのは
それ自体十分に楽しいですよ。
ついでに運気も上がってくるでしょう。