老人の詩

忘却の早さと、
何事も重大視しない情感の浅さこそ、
人間の最初の老いの兆しだ
– 三島由紀夫 –

忘却の方は
ボケ老人なんて言葉があるように
悲しいこととされています。
でも本当は、いい齢して全部覚えていたら
恥ずかしくて表も歩けないから
サーモスタットみたいなものでしょう。
有難い性質です。

情感の浅さについては
「枯れている」なんて言って
あたかも格好いいみたいに言われます。
でも、生まれてきた意味を考えると
いろんな感情を体験することも
最重要なミッションの一つと言えそうで、
そうなると、それこそ終わりが近い?

いや、心配しなくても
お爺さんだって本当は熱いです^^v