調整不能

人によってお辞儀の角度を変えてはいけない
– 山崎豊子 –

嫌らしいくらいに、
お辞儀の角度を調節する奴って居ますよね。
私は昔から統一しています。
もっとも、確たる信念からではなく
単に変えるのが面倒だったためですけど。

そして、浅い角度に統一していたから
いわゆる偉い人には横柄でした。
ずいぶん嫌われていたに違いありません。

あるていどの年齢になって
角度を深い方に統一しなおしました。
だから同等以下の立場に対しては
よそよそしくなりました。
これも単に面倒だったためです。

どちらの場合も当然例外があって、
身分に無関係に、尊敬する人には敬礼したし、
本当に気を許した相手にはため口です。
だから、私が急に丁寧になったら
気を許すのを廃止したと思ってください。
途中から尊敬したわけではないと思います^^;