てこを知らないレバレッジ好き

足場さえあれば地球も動かせる
– アルキメデス –

支点・力点・作用点なんて、
小学校で習いました。
支点の位置によって、てこの原理が働いて
少しの力で重たいものを持ち上げられるなんて
まるで魔法ですよね。
近頃は「レバレッジ」なんて言って
少額の資金で大きな取引が出来るから
一攫千金は夢どころか、当然の話かのような説明があって
確かに取引は大きいけど
その方向まではてこ様に無関係であることを忘れると
あっという間もなくえらい目が待っています。

それはともかく、
肝心の支点が、足元ぬかるんでいたりすると
ただでさえ少ししかない力が
全部ぬかるみ様に献上することになって
アルキメデスさん、実はてこの話を使って
定数と変数の区別がつかない人を揶揄していたのか?なんて
他人事のように思ってしまうのでした