ベック家の人々

ジェフ・ベックという
ギタリストがいます。

ご存知でしょうか?

もう70歳を超えてるはずですけど、
いつの頃からか、たぶん若い頃から
加齢が止まってしまった感じです。

YouTubeなどなかった昔は、
レコードやテープを聴きこんで
同じ演奏に挑んだものですが、
ジェフのマネは
あるところで不可能になる
不思議な演奏でした。

エレキギターは普通
三味線でいうバチにあたる
ピックという小道具で
弾くのですけど、
あるとき映画のシーンか何かで
ジェフがピックを使わずに
5本指を駆使して弾いていることが
知れ渡りました。

それならばピックを使うより
曲芸めいた演奏も可能なわけで、
以後ピックを使わないギター小僧が
雨後の竹の子になりました。

考えてみれば
“エレキギターはピックで弾くもの”
というのも思い込みですね。

しかしここで、
ジェフが曲芸をするために
指で弾いていたと思ったなら
それも思い込みです。

なぜなら、はじめは普通に
ピックを使っていたジェフでしたが、
あるコンサートの最中に
ピックが飛んでいってしまったのです。

仕方なく指で引き続けると
別に不都合はないみたいだし、
なにより、そう簡単には
飛んでいきそうもありません!

こうしてジェフの代名詞と言える
指弾きが始まったわけです(^^v

 

さて、ここまでは実は前置きで、
本題はアーロン・ベックという医者の
研究についてでしたが、
前置きが長くなりすぎました(ーー;

アーロン・ベックのお話は
また明日のこの時間ということで、
今日はジェフの代表曲のひとつ
レッドブーツを聴いて下さい。
https://josho.tokyo/2022/12/06/post-5762/