全員を納得させるつもりですか?

以前Twitterで話題になった
4コママンガのお話です。

タイトルは
『すべての人を納得させる難しさ』

登場人物は、老夫婦とロバ、
そして無責任な第三者たちです。

ひとコマ目で、老夫婦ともに
ロバに乗っていたところ、
「二人で乗るなんてロバがかわいそうだ!」
という声がしました。

ふたコマ目で、爺さんだけ乗って
婆さんが歩いていると、
「爺さんだけ楽をして婆さんがかわいそうだ!」
という声がしました。

次のコマで、婆さんだけ乗って
爺さんが歩いていると、
「爺さんを歩かせて自分がロバに乗るなんて
けしからん女だ!」
という声が聞こえます。

最後は二人とも降りて
ロバを引いて歩いていると、
「あいつらはロバの使い方も知らないバカだ!」

老夫婦はいったい
どうしたら好いのでしょう?

全員が納得する
絶対的な正解などありません。

人の言うことなど気にせずに
疲れた者が代わりばんこに
楽をすれば好いのでしょうね。

でもこれが仕事の話なら
ちょっと様子が変わってきます。

全員を納得させるのは無理としても、
誰かに納得してもらわない限り
商品やサービスが売れませんから。

そこで、相手を絞ります。

動物愛護協会なのか、
フェミニストたちなのか、、、

とにかく特定の相手に照準を合わせて、
その人にだけアピールします。

誰に合わせるかは、
誰の数が多いのかにもよるし、
自分との相性もあります。

でも、あまりコロコロと
立ち位置を変えている人は
信用を失います。

そこでいろいろと知恵を絞って、
他人の意見として紹介したり
ペンネームを使って
別人格になったりします。

いづれにしても、
誰を相手にしているかを
きちんと自覚して、
その人にだけ向かって
話しをすることが大切です。

そしてこのことは仕事に限らず
日常の人間関係でも同じです。
目の前の人に照準を合わせましょう。