無関係なものが結びつくとき

昨日の続きです。

悪天候と気象予報士が
視聴者の中で結びついてしまって、
大雨の被害を受けた視聴者が
予報士を脅迫するお話をしました。

これは連合の原理と呼ばれ、
好い方にも悪い方にも働きます。

これを意識的に利用するのが
政治家であり、企業です。

ランチョンテクニックは、
飲食をしながら交渉する手法で、
おいしい食事や楽しい時間が
交渉にポジティブに結びつくというものです。

おまけに
料理や雰囲気を楽しみたいという思いから
食事中は対立を避けようとするため、
要望や交渉事が受け入れられる確率が
さらにハネ上がります。

だから越後屋や財前教授は
料亭が好きなのですね(^^;

また、企業は必死になって
自社製品と最新の文化的流行や、
商品と芸能人、スポーツ選手等の名声を
結びつけようとしています。

テレビのコマーシャルなどで
商品説明がなくて、
ただニコニコ笑っている人たちが
商品を飲み食いしているのがあるでしょう。

あれなんかも、
企業のイメージアップをねらった
広告手法なのです。

ちなみにこの手法は
企業の認知度がある程度以上ないと
効果が出ません(^^;

最後に、人に認めてもらうために、
自分の能力はさほど必要ないというお話。

ほんのわずかでも、
スターと関わりがあれば、
それでいいのです。

虎の威を借る狐とか
親の七光りとか
ああいったものがあればOKです。

だから政治家にかぎらず、
ヘタするとネットビジネスの世界でも
やたら2ショットの写真が多い
恥ずかしい人が居るわけです(^^;