所有権争奪戦

「これは自分のものだ」と思っても、死ねば失う。
自分のものという幻想に負けてはいけない
– 仏陀(ブッダ)-

農耕が始まって、貧富の差が生まれたそうで
それ以前の狩猟・採集民族は平等だったらしいです。
言われてみればそんな気もしますけど
狩猟・採集にしたって上手い下手はあるだろうし、
しかも力とか優れた五感とか
あまり平等とは言えない条件が左右するから
貧富の差どころか、生き死にの差があったに違いない。
そんなころ、やっと手に入れた貴重な食べ物に
オオカミの群れが目を付けたとしましょう。
自分のものを守り続けたら命を失います。
だからはるか昔から、自分のもの幻想は危険でした。

いまだに同じ危険に遭遇してるなんて
人はなかなか進歩しない生き物です。
「それはお前だろう!」って?
仰るとおりです