繰り返す面倒より、一度の超面倒

必要が発明の母だとは思わない。
私に言わせれば、発明とは怠惰から、
おそらくまた、まさに無精から生じるものである。
面倒を省くために
– アガサ・クリスティー –

アガサさん、ミステリーの世界では有名ですが、
私は『ナイル殺人事件』を読んだくらいで
特に印象に残ってもいませんでした。
そもそもミステリーの楽しみ方がよく解らなくて、
というのも、私は同じ小説を
5回も6回も読んで愉しむ方なので、
流石にミステリーはそれには向きませんからね。

冒頭の言葉を読んで
一気に彼女が好きになりました。
これこそ、私が常々感じていたことを
裏側から見事に言ってくれてます。

私は、事務系の仕事をするときに
エクセルをいじくりまわして
色んな仕掛けを作るのが常です。
(もっとも、MS社製ではないものを使うので
厳密にはエクセルではないのですが)
それは決して探求心が旺盛なわけではなく、
面倒な作業を何度も繰り返すのはウンザリなので
面倒を厭わずに関数やマクロを多用します。

たいていの人は
わたしの大げさな仕掛けを見て
呆れ果てます