朱に交わりたくて

朱に交われば赤くなる話です。

この頃の人はあまり
言われて育たなかったかも。
好い友人を持つことの大切さを
私たちは親や先生、近所のジジババから
事あるごとに教わりました。

そもそも近所というだけで
赤の他人である年寄りが
私たちを殴ったり罵ったりという
今だったら問題になりかねない
古き好き時代が背景です。

私はこの教えを
純粋無垢なひとりの人間が
周りの色に染まっていく

そういうイメージで
今まで考えて来ましたが、

碓かにそれもあるけど、
実は赤も黒も、もともとその人間が
自分の中に持っていた色であり、
周囲の色に合わせて
カメレオンの保護色のように
同系色がでてくるのではと、
職場の若い子をみていて
ふと気がつきました。

そもそも、周囲を選んでいるのも
他ならない本人なのですから、

赤くなりたくて朱に近寄る

こういった方が近いけど
ちっとも有難くないですね(ーー;

ではまた明日